よびごえ日誌
2025.01.31
【2024】よびごえ日誌 vol.21
タグ:メッセージ , 春こん , 本番前後
こんにちは、B類音楽科1年の佐藤七海です。よびごえ日誌の執筆は初めてですので、あたたかい目でお読みいただけると幸いです。
まだまだ寒い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?私は試験や最終授業が次々と終わっていき、上京、入学から1年が経とうとしていることに驚いている今日この頃です。振り返れば大切な出会いや思い出がたくさんありますが、語り始めると長くなってしまうのでここでは省略いたします。とにかく濃く、充実した1年間でした。
まずは、今回のよびごえ稽古について振り返っていこうと思います。オンラインでの稽古だった今回は、事前に小田さんから頂いた改善点のリストをもとに、団員中心で練習に取り組みました。(「あい」は井藤さんと加藤さん、「Nyon Nyon」は小林さんに進行して頂きました。ありがとうございます。)
主に取り上げた点を以下にまとめておきます。
「あい」
・出だし “あい”と歌うパートを尊重する耳を持つ。
・12小節目のアルト以下3声が4拍目裏まで和音を鳴らす。
・40小節目のアルト大人っぽい発声で決める。“あ”の母音を深く。
・46小節目のソプラノは40小節以降の他パートを受け止める気持ちで歌う。
(個人的には、三善アクセントの扱いが未だ不確実で不明瞭に感じました。)
「Nyon Nyon」
・“Nyon”の響きをシャープなものにする。
→“N”の子音の時間を短くするといいのではないか。
・出だしの“Nyon”の“n”をしっかり発音し、可能な限り1音1音gliss.する。
→cresc.のエネルギーを保つ。
・34小節目の“Weh”の頭ブレスをそろえる。→一体感の演出
・各クラスターで音をしっかり決めてびりびりとするのを感じる。
さて、ここからは小田さんが度々話題に出される「チーム」というものについて少しお話したいと思います。我々よびごえは、「上下関係のない、対等な仲間として」「互いの良さをぶつけ合える」「温かくて安心できる」、そんなチームを目指しています。そしてそのために自分に何ができるかを考えること、行動することが大切だという意識のもと活動しています。
学校現場でも、部活動において上下関係は付きものです。そういった環境で如何にコミュニケーションを取り、如何に対等な関係を築き上げるか。もちろん上下関係ゆえの締まり感というものも時には必要だと思いますが、対等な関係があってこそ各々がチームの一員である自覚を持ち、互いに意見を言い合い、より質の高いものを作り上げていくことができると思います。
ただ、今の自分自身を振り返ると本当に対等になろうとできているか、あまり自信がありません。よびごえの稽古中、ほかの1年生が積極的に意見を言ったり考えを述べたりしている中で、自分もできているかと思い返すとできていないように思えます。私なりに考えた原因は、自分の意見に対する自信のなさです。自分がこう歌いたい、ここはこうすべきではないか、と思っても根拠が明確でないために自信を持てず、他の団員の方の、信頼できる意見を待ってしまうところがあると気付きました。今回の稽古では特に、団員の方が進行してくださっている姿を見てそれを実感しました。自分もより主体的に稽古に参加できるように、もっと知識を付けて考えを深めていきたいです。周りをよく見て、よびごえの合唱のためにできることを探して行動していきたいです。そして今後の稽古で少しでも、皆さんと対等に向き合えたらなと思います。
執筆している現在、本番までちょうど残り1か月になりました。以前小田さんが「誰よりもこの曲と向き合ったのは自分だと言えるようにしてほしい」とおっしゃっていたのが心に残っています。春休みになり与えられた時間を、有効に使っていきましょう。また小林さんもおっしゃっていましたが、「春こん。」が近づいてきたということは、このメンバーで歌うことができるのもあと少しということです。今のうちに皆さんとたくさんコミュニケーションをとって、1回1回の練習を大切に、丁寧に、取り組んでいきたいです。