「合唱団よびごえ」は、2016年に東京学芸大学音楽科有志によって創設された合唱団です。声楽専攻の学生や、大学から合唱を始める学生など、様々なバックグラウンドをもつ団員が所属しています。現在は、学外での合唱祭やコンクール、学内での演奏会に出演する他、都内で活動する中高生と一緒に合唱をしたり、都外への勉強の旅も始めました。
 「合唱×教育」をテーマに、ゆっくり時間をかけて、合唱の楽しさ、難しさを一緒に感じてもらえると嬉しいなと思います。新入団員、練習見学は随時ご相談ください!
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01
April
2026

【2025】よびごえ日誌 vol.9 2026年『春こん。』を終えて

お久しぶりです、3年B類の井藤一輝です。よびごえ日誌を書こう書こうと思っていながらも前回載せてから1年以上が経ってしまいました。時間が無いと言い訳を考えながらも、過去の自分の日誌を見ると再度気づかされることが多いため、今回は記録に残そうかと思います。(日誌に掲載されているころには新年度になっていそうな気が・・・)
 
さて、今年度の『春こん。』、よびごえは
 『Daemon Irrepit Callidus (詩:不詳 曲:György Orbán)』
 『Sleep (詩:C.A.Silverstri 曲:Eric Whitacre)』
の2曲を演奏しました。まずは皆さん、演奏お疲れさまでした。
2曲とも初めて聴く曲、しかも日本語ではない曲で、今年も自分は歌えるのか?暗譜までできるのか?という第一印象でした。しかし、毎晩寝る前に音源を聴き綺麗な曲だなぁと思ったり、稽古が進むにつれて響きやリズムが整う瞬間が増えたりすると、おもしろい曲を今年も歌っているなといつの間にか楽しむことができていた気がします。
 
 今回の春こんに向けた稽古を通して、自分がふと思って心に残っていたことを2点記しておこうかなと思います。
 まずは自分自身のことで、響きの作り方が不安定だなと思ったことです。簡単に言ってしまえば「その時その時の響きのポイントが言語化できない」といったことなのですが、合唱をつくるメンバーの一人として空間の音が聴けていない時が多かったなと感じています(そしてこれはピアノの講評でも度々言われている、、、)。そして響きを合わせるように意識すると、自分が声をうまく出せている感じがしない場合がよくありました。もちろん、大学に入った頃と比べればよびごえ稽古での小田さんの緻密な発声指導もあり知識や身体の使い方はできてきているとは思いますが、発声や響きは合唱における基礎的な部分であるため、自分はまだまだ甘いなと思いました。今回は直前の稽古で響きのポイントをガッチリ合わせる機会ができたため、その時の響きのポイントや声の当て方、感覚は忘れないようにしたいです。
 
 2つ目は前述とはガラッと話が変わるのですが、日本語の合唱曲は本当に発音などの技術と曲を通した表現の両立が難しいんだな、とあらためて感じたことです。今回の2曲はラテン語と英語で譜読みの段階は苦労したのですが、曲調やフレーズの中でのアクセントが日本語の発音よりも作りやすかったと思います。(拍に合わせて子音をはっきり発音するだけで曲の鋭さをダイレクトに伝えることができたり、音とリズムに合わせて言葉を乗せやすかったり。オペラで日本語に変えて演奏した方はよりはっきりと捉えていそうですね。)
これは日本語の持つ母音の均一化が歌にすると難しかったり、「k」「s」といった子音が強調しすぎると技術面・表現面で綻びが出やすいからかな、と考えたりしていました。
 
 ただ、だからこそ、今回の曲はフレーズの出だしや響きがはっきり聴こえやすいなとも思いました。春こん本番での演奏(録音)を聴いて、曲の出だしやフレーズの入りがバラバラだったり、小田さんもおっしゃっていたピッチの差が悪い意味でわかりやすく聞こえてしまっていたと思います。「やっぱりよびごえのつくる音って素敵だな」と思う所がたくさんあるからこそ、至らない点が浮き出て聴こえてしまっていました。
 反省として、今回は大学内での動きが多く自分含め毎回稽古に参加できるメンバーが限られていました。しかし、それはわかったうえで稽古/稽古外であまり自分は動けなかったなと思います。幸い今回春こんに臨んだメンバーは来年度も在学のため、新たな団員含めて、今回の経験を生かして(仮に少ない時間となってもできることを最大限考えて)来年の春こんにリベンジできたらなと思います。
 
 
 さてさて、まだ実感が全くと言っていいほど無いですが、4月からは大学4年生です。東京学芸大学に入学してから月日があっという間に経っています。この大学は先生方・学生含め凄い人ばかりで、「自分はもっと努力しないといけない」と何度思ったことでしょう。
春休みに入ってからも、ピアノでは一音一音に込める表現の深さを追求する難しさに直面する毎日です。相変わらず周囲のレベルの高さには圧倒される日々を送っていますが、「この環境にいられるからこそ成長できる」と自分に言い聞かせて、最後まで音楽と誠実に向き合えたらなと思います。また教育面でも、教育実習を終えた頃から音楽を通して「自分は子供たちに何を伝えられるのか」を考える毎日です。社会に出ることを見据えた1年になることからは逃れられそうにありませんが、支えてくれる方々への感謝は忘れず自分なりに進めていけたらと思います。
 
 
 最後になりますが(長々と失礼しました)、今回の春こんに向けて指導してくださった小田さんを始め、共に演奏した合唱団よびごえの皆さん、そして私たちの演奏を聴いてくださった方々、本当にありがとうございました。よびごえでの時間は自分にとってかけがえのないもので、“特に”この1年間は毎週の稽古がとても楽しみになっていました。ここで得た経験を、近い将来自分の音楽・教育活動に活かせるように頑張ります。
 よびごえの皆さん、自分はまだもう1年大学にいる予定なので、もし良ければまた一緒に学ばせてください。
 
「東京学芸大学で4年間学んだ」と自分にとっての自身と誇りになるよう、残り1年間、頑張りたいと思います! 井藤一輝…

現役チーム


石川花世Hanayo Ishikawa
石丸徳Megumi Ishimaru
井藤一輝Kazuki Itou
伊藤陽杜Haruto Itou
加藤優奈Yuna Kato
小林翔人Shouto Kobayashi
佐藤光紀Kouki Sato
佐藤七海Nanami Sato
新喜真由音Mayune Shinki
辰川真奈美Manami Tatsukawa
真鍋翔吾Shogo Manabe
室伏萌衣Mei Murofushi
柳本泰佑Taisuke Yanagimoto

OB/OG


泉晴陽Haruhi Izumi
一柳優里愛Yuria Ichiyanagi
井出哲Satoru Ide
伊藤真緒Mao Itou
稲村歌乃Utano Inamura
伊野綾那Ayana Ino
今城琴美Kotomi Imajo
大野菜々Nana Ohno
大瀧夏未Natsumi Ohtaki
神谷咲妃Saki Kamiya
草野圭祐Keisuke Kusano
國元美乃里Minori Kunimoto
小金澤萌花Moeka Koganezawa
佐藤花音Kanon Satou
鈴木慧Kei Suzuki
滝澤奏有美Sayumi Takisawa
谷夏七星Nanase Tani
土屋七海Nanami Tsuchiya
中島菜々子Nanako Nakajima
名嘉眞静香Shizuka Nakama
萩原春花Haruka Hagiwara
濱野瑞貴Mizuki Hamano
原田綾乃Ayano Harada
笛木和人Kazuto Fueki
藤原改Kai Fujiwara
堀切彩愛Sae Horikiri
槇佳絵子Kaeko Maki
松本夏実Natsumi Matsumoto
丸大喜Daiki Maru
森本侑花Yuka Morimoto

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21
July
2025

第80回東京都合唱祭

「こころよ うたえ」(一倉宏詩/信長貴富曲)
「Go the Distance」(David Zippel詩/Alan Menken曲/Ed Lojeski編)
ピアノ:鈴木楓雅さん(賛助)

02
March
2025

春こん。 東京春のコーラスコンテスト2025 銀賞

「クラシック・現代音楽部門(指揮あり)混声」
 
混声合唱のための『あい』より「あい」(谷川俊太郎詩/松下耕曲)
「Nyon Nyon」(Jake Runestad曲)
 


 

20
February
2024

春こん。 東京春のコーラスコンテスト2024 銀賞

「ユースの部 混声」
 
混声合唱のための『だるまさんがころんだ』より「Ⅰ」(矢川澄子詩/長谷部雅彦曲)
混声合唱のための『風の馬』より「第3ヴォカリーズ」(武満徹曲)
 
※演奏作品の説明は、Youtubeの概要欄に記載しました。