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12
May
2022

【2022】よびごえ日誌 vol.4

こんにちは!今回はA類音楽2年の丸大喜がよびごえ日誌を書かせていただきます。今日の稽古は新歓コン前最後の練習で、団員各々が本番に対する意気込みや不安など、様々な感情を抱えながら臨んだ稽古だったのではないかと思います。
 
新歓コンで演奏する二曲「春に」と「彼方のノック」。どちらもthe合唱曲という感じで、この前の春こん。とは良くも悪くも雰囲気がガラッと変わります。有名曲で、音楽に携わる人なら知っている曲であろうからこそ、“ただ上手に歌う”だけではだめなのではないかというのが今日の大きなテーマになったと思います。もちろんいつも考えていることではありますが、いつも以上に考えていたのではないでしょうか。どうすれば新入生たちを惹き付けられるか。よびごえにしかできない演奏、出せない響きを模索した内容の濃い時間だったように思います。
 
初めに、今日の稽古内容をまとめてみます。まず稽古の流れとして、発声、パート練、一曲通して振り返り、一曲通して振り返り、最後に二曲通すという流れでした。次に曲ごとに細かい内容や思ったことを書かせてください。
 
○春に
一曲通した後の小田さんの言葉で少しハッとさせられたのは覚えています。「相当なインパクトがなければ新入生には流される。リズムを正確に、発声、和音を決める。それができるのはお手本のような演奏にすぎない。そうではなく、大学で学んだことでどれだけ変わったのかを伝えなければならない」。これは音楽の本質だと私はいつも思います。上手な演奏をする人が周りにいくらでもいる世界だからこそ、上手なだけの演奏というのは、どこか心に届くものがないなと感じます。そこをベースに自分たちの表現や感情が加わることで初めて聴衆に届く演奏になるのです。しかし私たちは技術を高めることだけに気持ちが向いてしまいがちです。そうではなく私たちは聴衆に何を届けたいのかを考え、それはどうすれば伝わるのかを試行錯誤するのがよびごえという合唱団です。今回も音楽の本質を思い出す機会というのを小田さんが与えてくださったことに感謝したいです。
 
では聴衆に伝わる演奏をするにはどうすればいいのか。挙がったポイントは「歌い始め」でした。「この気持ちは何だろう・・・。」とはじまるわけですが、ここをせーのと拍通りに入るのでは何も気持ちがこもっていません。自分の中にあるもやもや、あるいは言葉にできないものなど、団員それぞれの中にあるものを思い浮かべることで自然と出てくる「この気持ちは何だろう…。」とはじまる方がより伝えたいことが明確になります。初めのインパクトで新入生を惹き付ける演奏に変わったと思います。
 
○彼方のノック
この曲もまず挙がったポイントとして、曲の歌い始めでした。初めで新入生にアッと思わせる。初めが勝負だと私も思いました。ユニゾンの単調なメロディだからこそ気持ちを込めなければつまらない始まり方になるのは目に見えています。やはりどんな曲においても初めと終わりは特に重要だなと感じますね。
 
そしてもう一つ挙がったのは、75小節目でのブレスの有無です。フレーズ感的にはしない方がいいという意見や、母音が同じだから言葉がわかりやすいようにブレスを入れて切った方がいいという意見もありました。このように一つの個所を吟味していろいろな観点から議論するのはよびごえの代名詞だと思いますし、難しいですけどいろいろな考え方が聞けて楽しい時間でもあります。ここでは後者の意見を採用しブレスありの方向で意見が合致しました。
 
今回の稽古ではもう曲が完成していて、通すということを優先していたため、あまり深いところまでできませんでしたが、とてもよびごえらしい有意義な活動になったと思います。これから新歓コンで私たちの演奏が始まりますが(現在時刻5/13.17:35)、どうか私たちの演奏を聴いて、聴きに来てくださっている新入生の皆さんに私たちの思いが伝わったと思ってくれるようなステージにできるよう、頑張りたいと思います。
 
来週は2年A類の稲村歌乃さんによびごえ日誌をお願いしました。よろしくお願いします。 丸大喜…
21
April
2022

【2022】よびごえ日誌 vol.3

こんにちは! 今回のよびごえ日誌を担当するのはA類音楽2年の大野菜々です。
今回は2回目の新歓でした。参加していただいた方々、本当にありがとうございます…(涙)
 
一般的な合唱団とは少し風変りな活動をしているよびごえですが、体験という形で参加していただくことで、1つでも発見を得ていただければ嬉しいなと感じています。個人的にはその楽しさにハマったらもう合唱の楽しさから抜け出せないような気がしています(笑)
 
さて、今回の稽古は主に詩の解釈、そしてそれをどのように技術に還元するのかという点についてをテーマとした活動でした。とはいっても、私が入団してからそのことばかり考えている気がしますね。稽古中に何気なく小田さんから与えられる課題に対して、1年前の私はあっぷあっぷしていたことを覚えています。周りの先輩方が素敵な意見発表しているのを見て、かっけえ、、、と思ったものです。また毎度のことではありますが、小田さんから与えられる疑問が毎回新鮮で、その視点の多さに驚かされています。自分が合唱指導に携わる際に、子ども達にそういった疑問に気づいてもらえるような稽古ができるのでしょうか… まだまだ人生経験が足りないような気がしています。よびごえ歴も1年程度の私ですが、この期間で様々な視点を手に入れることができました。自分の成長を感じる一方で、もう1年もたってしまったのか、と時の流れの速さを痛感しますね。
 
余談が過ぎましたが、ここからは今回の稽古で考えた問いについて記録します。
前回の「ぜんぶ」の稽古でも詩の解釈を行ったので、今回はその続きのような内容でした。今回与えられた課題は、【さくらももこの詩では繰り返されていない部分をどうして相澤直人は曲にする際に増やしたのだろう】という問いでした。2回繰り返される、というのはあらゆる分野においても製作者の強い意図を感じるポイントです。相澤直人はどういった思いでこのパートを作曲したのか、という点を考察しました。
 
そして次に考えるべき点は、じゃあ私たちはどのように演奏を変化させようか、という技術還元についてです。前回のよびごえ日誌でもあったように、音楽を作るうえでは雰囲気、ニュアンスを漠然と捉えるだけではなく、一歩踏み込んだ技術のことを考える、この過程が非常に重要です。
私はあまり合唱団に所属した経験が少ないので、中高の合唱コンクールでの経験を参考にしますが、学校での合唱指導では特に精神論が多かったように感じています。それは歌うことが自分の身体を使う技術という側面を持っているので、自身の気持ちが少なからず反映されるのは事実だからではないでしょうか。音科の学生さんの中でも「恋が自分の音楽に影響をもたらす」「天気が悪いからこの曲やりづらいな」などの意見がちらほら出ているのを日常的に耳にします。何なら私がその代表格です。天気が悪い日はレッスンだってうまくいかないし、雨が降っている時は調子が出なかったりします。でも、それってとても危険なことではないかな、と最近うすうす気づいてきました。例えば、学校の合唱コンクール。ここは明るい気持ちで歌おう、ここは寂しい感じだよね、事前にこういった打ち合わせをしたとして、いざステージに立ったら、緊張、焦り、そんな感情に支配された音楽が進んでいく。こう言った場面はきっとありふれた事例だろうし、気づいたころには本番は終わっていた経験は私にもあります。そんな事態を防ぐための対策が、私たちが常に向き合っている技術還元なのではないでしょうか。私は感情をそろえたうえで、どのような技術を用いることがふさわしいのかを考察し練習を重ねることで、より再現性のある合唱が可能になるのではないかと考えました。本番が終わった後に練習の成果を発揮することができたと思えるような合唱を披露するためにも、自分たちが感じ取ったものをどうやって技術に落とし込むのかを考えていく必要があるな、とよびごえでの経験を通して強く感じています。
 
私は常々音楽って不思議なものだなと感じています。音を通して作曲者が表現したかったものを感知したり、演奏者の表現したい情景を察知したり。誰にだってできる「音楽を発する」行為は実はものすごい情報量を抱えています。これが解析できるようになったら、音楽を通してのコミュニケーションがもっと実用的なものになるんじゃないかって思ってみたり。音楽は言語を用いないコミュニケーションツールだ、みたいな意見を耳にしたことがある気もします。誰かの演奏を聴いて、何かを感じる。当然のようだけど感じ方が文化によって違ってたり、逆に同じ文化には同じような傾向で伝わったりしそうですね。同じ情景を表現するにしても、日本人向けの演奏とアメリカ人向けの演奏が大きく異なったりするんでしょうか???
 
などと、これ以上は私の思考に収集がつかなくなってしまうので終わりにしたいと思います。自分の意見ばかり含んでしまったので、読みづらいものになってしまったかもしれません。よびごえでの自由にとことん甘えさせていただきます。
 
次回のよびごえ日誌は、2年A類の丸さんにお願いしました!! 大野菜々…
14
April
2022

【2022】よびごえ日誌 vol.2

こんにちは!A類音楽3年になりました、原田綾乃です。
1回目の新歓を終えて、今回は新歓コンに向けての稽古でした。
 
今年の新歓コンでは、「春に」「彼方のノック」を演奏することになりました。春こん。から一転、両方とも日本語で、広く知られた曲です。客席の誰かにとっては中学校の授業で歌った曲だったり、違う誰かにとってはNコンの思い出が蘇る曲だったりするのかもしれません。稽古ではそんな2曲をよびごえらしく演奏できるように紐解いていきました。
 
以下稽古内容(と語り)です。
 
発声練習では、ハミングでブレスとポジションの確認、ア母音でポジションと息のスピードの確認、短い音で当てる練習をしました。22年度から私が発声練習を担当することが多いのですが、高校の時から弾きながら+聴きながら自分も発声、がなかなか難しくて苦手だなあと思っています。指導の引き出しを増やしながら、いろいろを同時にこなす技能も身に付けられるよう頑張ります!
 
その後パートごと音程の確認をして、全体稽古をしました。
 
○春に
まず、完全5度・4度をはめる、3度のキメはアルトが低くならないように、など細かい音程の確認をしました。気持ちよくきまるように、周りを聴いて丁寧に歌いたいです。
表現については、しかし しかも そして の3つの接続語の子音Sの表現について、ただ子音を出すだけではなく質感をcresc.とリンクさせることで歌詞の解釈とつなげる、ということをやりました。
 
何度歌っても、詩を読んでも新しい気づきがあって、改めてこの曲の深さを感じます。私は春になると新しさへの緊張や不安にばかり囚われてしまうのですが、この曲を歌っていると、なんとなくそわそわしたり、ドキドキしたりする気持ちのゆくえや変化、複雑さや多面性を、純粋に、そのまま感じていられる気がします。
 
 
○彼方のノック
今回の稽古では、全体の音やリズムの確認(伴奏とも初めて合わせをしました!)をしたあと、パートごと詩の解釈をしました。
廊下、扉、あなたとわたしとは何のメタファーなのか?
「ここから出して」〜「近づいて」は誰の言葉?
といった問いについて、
 
・「あなた」は「わたし」が認知していない「わたし」
・「あなた」は変化した先の「わたし」
・ここから出して どこかへ行きたい はあなた(変わった後)で、近づかないで でも近づいて はわたし(変わってしまうことへの恐怖)
というような意見が出ました。
 
そんな解釈を経て、歌い始めの表情は息を多めに使って表現することや、「駆けて」が2回繰り返される部分の必死な様子はkの硬さや強弱で表現できること、Cの転調、強弱の不安定さから“動き出した感”を出すことができるといった、具体的な演奏技術に還元させていきました。昨年度は技術的還元にたどり着けないことが多かったので、今年度はどうしたら伝えられるか?を1回の稽古で1つでも自分から見つけられるように頑張ります。
 
 
最後の振り返りでは、Nコン課題曲という先入観が歌詞の解釈の幅を狭めているのではないかという話が出ました。稽古の度に彼方のノックが好きになっている私ですが、コンクールというものに向き合うのがとても苦手なので、きっと彼方のノックにも“Nコン課題曲”というフィルターをかなりかけてしまっていたな、と思いました。私が高校時代にやっていた歌詞解釈も、「こういうテーマだから、こういう風に解釈させたいのではないか」とコンクールらしさのようなものを目指していたのかもしれないし、私が歌詞解釈とはそういうものだと思い込んでいたのかもしれません。
 
わかりそうでわからない、答えのない詩の世界観に熱をもって歌うこと、それをお客さんに伝わるように冷静に技術でコントロールすることを、どんな曲でも忘れずにいたいなあと感じた稽古でした。
 
 
いつも長くてすみません。新歓コン本番に向けて、頑張っていきましょう!
次回の日誌は2年生の大野さんにお願いしました!
  

  原田綾乃…
07
April
2022

【2022】よびごえ日誌 vol.1

よびごえの2022年度がはじまりました。
vol.1のよびごえ日誌は小田が書きたいと思います。
 
今日は新入生の稽古見学(新歓)でした。
新入生の皆さん、ご入学をおめでとうございます。
新しい生活や学び、仲間にわくわくしていることと思います。
新しい何かに取り組むとき、自分が変わろうとするときは、葛藤や整理が必要だったり、疲労を要することもあるかもしれません。でも、その引き換えとして新しい思考や行動、またそうした習慣が獲得され、ゆるやかに新しい自分が形成されていくのだと思います。いまのよびごえメンバーに僕が何か貢献できているかと問われると、僕自身がもっと勉強しなきゃと反省が先にくるのですが、それでもこのよびごえという場がメンバーそれぞれの思考や行動を刺激し、お互いが変わり続けられるエネルギーの健康的な循環が存在しているようにも思います。
「学校の先生になる」という目標から逆算して「合唱指導ができるようになりたい」という意思でも良いですし、学校の先生になるかどうかは別として「合唱と向きあってみたい」という意思でも十分です。自分の能力はいったん不問として、自身の興味の有無で、よびごえをご検討ください。
 
 
さて、ここからは新歓1日目の記録と小田の語りです。
 
曲は2年生以上が決めてくれ、新歓で1年生と一緒に挑戦してみたい曲として「ぜんぶ」(詩:さくらももこ 曲:相澤直人)が選ばれました。
 
早速余談ですが、この曲は、よびごえとしては2017年の東京都合唱祭でも演奏したことがあり、その時はピアノ伴奏版で、かつ僕がなにかの本番と被っていたのか参加できず、指揮無しで演奏したことを覚えています。この時の演奏が相澤先生とよびごえの最初の接点で、相澤先生がこの演奏を気に入ってくださり、それ以降よびごえのことも気にかけてくださるようになりました。たった1回の演奏が人をつなぐことがある、ということを改めて感じました。
 
⇩2分30秒から(この時は6人くらいで歌ってたのかな…?)
https://bit.ly/3jhjejW
 
稽古の流れは次のとおりでした。
 自己紹介、よびごえについての簡単な紹介(10分)
 体操、発声(10分)
 パート練習(10分)
 全体練習(70分) 
 振り返り(20分)
 
全体練習でははじめに、①全体を通して曲全体の雰囲気を確認したり、②開離配置やdiv.の箇所はアルトの音量を大きめにするなどの和音のバランスをとったり、ざっくりと確認を行いました。
 
休憩後は、解釈の時間にしました。
「ぜんぶ」の解釈は、いくつかの点で困難をもっています。1つ目は、すでに歌ったことがある場合は、過去の解釈に引っ張られてしまったり、そこから自力で抜け出すことが難しい場合です。2つ目は、YouTube等で、質が高かったり、好きな演奏があったりしてしまうと、その演奏に寄せようとしてしまう場合です。特に相澤先生ご本人が指揮されていたり、ピアノ伴奏においてはピアノを弾かれている演奏もあり、その影響力は小さくありません。
1つ目については「いま」演奏する意味を、2つ目については「私たちが」演奏する意味を問わなければいけません。私たちが演奏する時は、その作品を「いま」「私たちが」演奏することで何を、誰に伝えたいのか、ということを意識する必要があります。
 
そのため、今回は、本当に基礎の基礎に立って、「ぜんぶ」が収められている詩集『まるむし帳』から、「一元性」という詩群を読むところから始めました。
 
 

 
 
「ぜんぶ」という詩だけを眺めたり、「ぜんぶ」の詩に付されたさくらももこの絵だけを眺めたり、相澤先生の付曲された音楽だけを聴いたりすると、アクセスする情報が部分的になってしまい、「ぜんぶ」という作品の全体性を俯瞰することができない可能性があります。
 
「一元性」の詩群を僕が朗読した後、メンバーの顔が不思議そうな顔をしていたのが印象的でした。「ぜんぶ」を前提にこの詩群を初めて読んだ時、僕は「え、もっと分かりよい、柔らかい世界が広がっていると思っていたのに」とギャップでした。でも、だからこそ面白いと思ったといいますか…。
 
その後、「ぜんぶ」の詩について2つのクエスチョンを立て、各パートで話し合ってもらいました。1つ目はこの詩で言われている「大切なこと」ってなにか、2つ目は「ここ」ってなにか。
 
各パートから出た意見を抜粋して紹介します。
 「大切なこと」ってなにか
  ⇒自分が見ているすべてのこと、もの
  ⇒無いわけじゃないんだけどある、そういうもの
 
 「ここ」ってなにか
  ⇒時間軸としてのいま、ここ
  ⇒自分の中の場所としての、ここ
  ⇒図を参照

 
この活動のねらいは正解を誘導するものではなく、詩の世界に接近するための方法として、問いを立てました。問いを立てることで、詩に向き合う理由をつくるとも言えます。
 
このあと、駆け足ですが、では相澤先生はこの詩から何を感じ、感じたことを音楽という方法でどのように表現したのか、楽譜を眺める時間をとりました。
 
cresc. decresc. や…
17
March
2022

【2022】よびごえ日誌 vol.0

こんにちは。3A大瀧夏未です。新歓に向けての練習が始まりました。
 
〈稽古メモ〉
発声練習→パートで音取り(春に、ぜんぶ、彼方のノック)→合わせ(ぜんぶ、春に)
・歌ったことがある人も、過去の思い出や歌い方を一回リセットしよう
 
●ぜんぶ
・密集と開離を整理する
・ソプ1段目 Esが最高音ということを前提とした響き
・ソプ1小節目 BからCは近いのでなめらかに、次の小節のGからEsは遠いので違う上がり方を
・アルト 1小節目〜 裏拍で音楽を動かしている
・ソプ 5小節目 「たいせつ」は大幅に上がり、「ここにある」の「ある」は4度で狭い
・全員 「ぜんぶ」の“ん”で急にいなくならないように
 
●春に
・文字を「子音と母音の間にスペースがあるもの(例えば、こ、き、ち)」と「子音と母音がくっついてるもの(も、な、ん)」でわける。どの瞬間にハーモニーが出来るのか意識。
・言葉の歌い終わりをどうするか考える。
・7ページ初め 「さけびと“なって”」の“な”のハーモニーをきめることで“て”が落ち着く。“な”は開口母音、じゅうぶんに開ける。(その前が閉口だから気をつける)
・ソプアルト 7ページ 「こみあげる」の終わりがカクっとしないように
・7ページ後半 “u ” 深め
・9ページ初め 「こころ」は全部テヌート。サクッと行きすぎず、重くもならず、いい感じに待つ。
・掛け合いの良さ
 
〈新年度になって〉
新年度の活動が始まりました。
私にとって、よびごえで過ごすはじめての春。どんな一年になるのか楽しみです。
 
(四月も半ばになり曲への考え方は変わりましたが、3月時点での下書きを基に書いていこうと思います。)
 
今は新歓シーズンで「春に」「彼方のノック」「ぜんぶ」と、The 合唱曲というよびごえには珍しい曲に取り組んでいます。これらの曲は合唱をやっている人なら誰でも知っていて、みんな好きな合唱曲と言っても過言ではないと思います。(私が高校で合唱部に入るまでの“合唱”のイメージそのものです。)綺麗で、柔らかくて、大切にしたくなる。そんなイメージが今回の曲の魅力の一つで、また合唱の醍醐味の一つでもあると思います。
 
一方で、まっすぐすぎてどう歌うべきか迷うことも多いです。素直に歌いたい気持ちはありますが、ただ感情に浸るだけでは十分でないと思うし、かと言ってテクニックばかりに傾倒するのも曲の良さを潰してしまう気がします。誰もが知っている曲を歌うからこその、自分たちだけの表現を模索していきたいです。…
13
May
2019

【2019】よびごえ日誌 vol.002

2019年度、1年生を含めた新体制の初回稽古が始まりました。
 

 
7月7日(日)出演予定の東京都合唱祭の曲が以下に決まったため、まずはそれに向けたパート分けを行いました。
 
 『きまぐれうた』「恋」(みなづきみのり作詩/土田豊貴作曲)
 『なみだうた』「雨のあと」(金子みすゞ作詩/信長貴富作曲)
 
つい数か月前まで混声合唱を行っていたよびごえですが、今年度は女声合唱からのスタートです。
混声合唱には混声合唱の響き、女声合唱には女声合唱の響きがあると個人的には考えており、これは単純に、複数人が集まって声を出し合うだけで成立するものではありません。響きを作るための理論と合唱の歴史的文脈の中で形成されてきた価値観とがポイントになると思われます。
 
そこで今日は、女声合唱の響きを自分たちなりに整理するためのワークを行いました。
 
ワークの内容として、まず、3つのグループ(パートごと)に分かれ、じゃんけん等を行いリーダーを決めました。
 
その後、事前に準備した以下の4曲を順に聞き、その演奏の特徴をグループごとに整理しました。
また、今回選択した2つの時代を考慮に入れ、約30年前と今、その時代ごとの発声や言葉のさばき、音楽の表現などに変化が見られるかどうかを整理しました。
 
1989年 鹿児島女子高等学校 「いま」 (阪田寛夫作詩/尾形敏幸作曲) 1991年 安積女子高等学校  「聞こえる」 (岩間芳樹作詩/新実徳英作曲) 2017年 大妻中野高等学校  「君が君に歌う歌」 (Elvis Woodstock作詩/大島ミチル作曲) 2018年 豊島岡女子学園高等学校 「ポジティブ太郎~いつでも始まり~」 (つんく作詩/上田真樹作曲)  
時間の都合があるにせよ、たった4曲を聴いただけで時代比較を行うことは強引なのですが、ただし、女声合唱が約30年を経てどのように変化したのか、そしてこれから30年後の女声合唱はどうなっているのだろうか、という問いを得るためにこのワークを行いました。
 
1989-1991年から2017-2018年に向けて女声合唱はどのように変化したのかについて、学生の意見をカテゴリーごとに整理してみました。
 …
18
April
2019

合唱団よびごえ ミニコンサート&体験入部

混声合唱のための『方丈記』より「夜もすがら」(鴨長明作/千原英喜作曲)
混声合唱のための『木下牧子アカペラ・コーラス・セレクション』より
「サッカーによせて」(谷川俊太郎作詩/木下牧子作曲)
混声合唱組曲『真南風の祈り』より「今日ぬ日」(西表島:田植え歌より/中村透作曲)
混声合唱のための『八重山・宮古の三つの島唄』より「狩俣ぬくいちゃ」(松下耕作曲)…
08
April
2019

合唱団よびごえ ミニコンサート&体験入部

混声合唱曲集『にじ色の魚』より「にじ色の魚」(村野四郎作詩/木下牧子作曲)
「夢見たものは…」(立原道造作詩/木下牧子作曲)
混声合唱組曲『真南風の祈り』より「今日ぬ日」(西表島:田植え歌より/中村透作曲)
混声合唱のための『八重山・宮古の三つの島唄』より「狩俣ぬくいちゃ」(松下耕作曲)
ワークショップ:「夢見たものは…」から考える楽譜の意味…
08
April
2019

【2019】よびごえ日誌 vol.001

2019年度の新歓1日目は、ミニコンサートで「にじ色の魚」「夢みたものは…」「今日の日」「狩俣ぬくいちゃ」を歌い、その後は見学に来てくれたみなさんと一緒にワークをしました。
 
最初のワークは、まず「夢みたものは…」の前半を音取りしたあと、「楽譜通りに歌う」ということを意識して歌唱しました。その後、では「楽譜通り」と言われてなにを意識したのか、1人1つずつ発言しました。例えば、以下のような意見がでました。
 
 ・強弱
 ・音の長さ
 ・拍子感
 ・音程
 ・フレーズ感
 ・言葉の節目
 ・言葉のニュアンス
 ・歌詞をまちがえない
 
これは、楽譜にはどのような情報が書かれてあるのか、私は楽譜に何が書いてあると認識しているのか、これらを改めて考えるためのワークです。「楽譜ってそもそも何…?」という意見も出ましたが、これはとても良い問いだと感じましたし、いろいろな情報が含まれている楽譜をもう1度捉え直すきっかけになったのではないかと思います。
 
例えば、誰が読んでも同様に読み取れる情報として、調性や和声、形態(アカペラ、混声3部合唱等)などが楽譜に書かれている一方で、可変的な情報も含まれています。例えば、詩や強弱記号等、「私」と「あなた」ではその意味や程度が異なる可能性があるものです。楽譜とはそのような情報の総体であり、「楽譜通りに歌う」という試みは、自分と音楽の関係を問い直すためのキーワードなのかもしれません。
 
2つ目のワークでは、上記の中に出てこなかった、無意識の中で感じている音楽へのバイアス、というものを取り扱いました。今回、「夢みたものは…」を歌う時、だれ一人として荒っぽい歌い方をせず、自然に柔らかく歌唱しようとしていましたが、楽譜のどのような条件が私たちをそのような歌唱へと導くのか、考える事にしました。
 
全体を5つのチームに分け、チーム名を考え、各チーム最低5つは要素を出すこととしました。チーム名は、「タピオカ元年」「八宝菜」「チーム女子力」「1/2長野県民」「いちごGUMI」など、個性が結集しました。
 

 
「mpから始まる指示があるから強くは歌えないのではないか」「タイトルに『夢』がつくからそのイメージにひっぱられるのではないか」「和声構造がシンプルなことに原因があるのではないか」など、全員の意見を共有することで、「柔らかい」と感じてしまう音楽の条件が自然と整理されていきました。
 
なぜ私たちはある音楽を柔らかいと感じ、ある音楽は固いと感じるのか。今回は「夢みたものは…」の持つ質感を「柔らかい」というキーワードを頼りに考えてみましたが、この先、日常生活のなかにありふれているモノの「柔らかい」と音楽における「柔らかい」の間に共通点を探そうとするとき、そこにはきっと、学びが拡がっていく喜びがあるのだと思います。
 
今回のワークは計1時間のため、各自が疑問やもやもやを持ち帰ってくれるといいな、と思い課題を設定しましたが、それらを抱えながら、これから始まる大学4年間の学びのスタートしてくれるといいな、と感じています。
 
みんな、入学おめでとう!楽しい学びの世界が拓かれますように!
 
  小田…
23
April
2018

東京学芸大学 音楽科 新歓コンサート

混声合唱のための『木下牧子アカペラ・コーラス・セレクション』より「鴎」(三好達治作詩/木下牧子作曲)
無伴奏混声合唱曲集『ここから始まる』より「ここから始まる」(みなづきみのり作詩/北川昇作曲)…
27
April
2017

東京学芸大学 音楽科 新歓コンサート

女声合唱曲集『わたしは風』より「歌」(新川和江作詩/木下牧子作曲)
夢はひそかに…