よびごえ日誌


2025.03.06 【2024】よびごえ日誌 vol.26
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こんにちは。再度2B室伏萌衣です。
実は日々の稽古をきっかけに去年の11月あたりから、少しだけ母校の音楽部にzoomで発声の個別レッスンを行っていました。(体調を崩したため予定より全然開催できていませんが…ごめんなさい泣)
その様子をせっかくなのでこの場をお借りして記録させていただきます。
 
母校の音楽部はボイストレーナーを呼ぶことはなく、音楽の先生が週2回音楽的なレッスンをするのみで、後は自分たちで行います。発声は基本的に先生・先輩に教わり後輩へ受け継ぐのですが、当時それだけでは厳しい面もあったため、少しでも参考にしてもらえればと思い自分の教育現場の勉強も兼ねて提案しました。
実際の遠隔レッスンはかなり難しくストレスフリーな環境ではないため、毎週行っている小田さんはすごすぎる、の言葉に尽きます。いつも本当にありがとうございます。
 
レッスンでは、以前小田さんが教えてくださった生徒の困りへの指導介入アプローチのうち1つを参考にして行いました。1人当たりのレッスンは15分間に設定。だいたい1つか2つの改善を促すことができました。
 
① なにか困っていることや苦手なことがないか聞く
長期休みに対面で練習を見に行くときは恥ずかしさも多少あるのか、なかなか質問まで時間がかかってしまうのですが、zoomだと疑問や課題をすんなり答えていて自分の課題が明確であるのが伝わってきます。上達のために大変重要な要素です。
 
② 課題をもとに改善策を提案する
小田さん伝授のアプローチでは改善策を一緒に考え試すのですが、遠隔レッスンの環境での時間を有効活用するため、1つずつ私からアドバイスをしていきます。
実際のレッスンでは、お悩みが「後ろに響かせたいけど音量がでない」でした。その際私には、少人数の合唱のため前に声を出してしまい、口主体で歌っているように感じたため
・息の流れを整理し、根本的に息の量を増やす
・響く場所を理解し、最大限響くようにする
の2つが浮かびました。
まず、瞬間的なブレス(息を吐く)をした際の、頭頂部へ一直線に抜けるような素早いブレスを練習しました。このとき、口から前へ吐き出すブレスと頭頂部へ抜けるブレスの違いを実際に使い分けて実践し、違いを感じられるか試します。この時に違いが分かるかな?と問いかけると自分の言葉でいろいろ説明してくれました。
そしてブレスのイメージを引き継ぎつつ、響きの場所を眉間あたりに高く設定するため、子音の上に母音がのるように歌う練習をしました。
これは母音の響きが子音より下がるもの&上がるものを手本として歌い分け、違いを感じ取ってもらいながら練習をしました。
今考えると遠隔で伝えるのが難しく、子音の発音位置があやふやになる可能性がありリスキーな方法でしたが、母音を発音したときの響きの位置を発音するごとに細かく確認しながら練習する意味ではよかったのかなと思います。
レッスン録音を聴くと言いたいことがまとまっておらず現在の個人評価は30点です(笑)遠隔は難しい面もありますが、長期休みに対面を挟みながら自分の今できることをやりたいと思います。
 
合唱・音楽の知識を沢山持っているよびごえの皆さんだったらどんなアドバイス・練習方法を教えるのか気になります。「中音域がでにくいと言われたらどうアドバイスするか?」「高音がきつくなってしまうと言われたら?」などなど、皆さんの力も借りながらレッスン回数を重ね、生徒が成長できた、もっと上達したいと思える時間を提供できるようにしていきます。
 
来年度から3年なんて信じられないです…泣
就職活動をそろそろ始めたり秋には実習があったりと、乗り越えなければならないことは山積みですが、健康に気を付けて新年度のよびごえも頑張ります!

室伏萌衣