よびごえ日誌


2022.10.23 【2022】よびごえ日誌 スタコン練習編01
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最近は、急に冷え込んできましたね…!マフラーやセーターを出した方も多いようで、冬が迫ってきていることを感じるこの頃です。
さて、今回は、11月に行われる秋の音楽科スターダムコンサート2022、通称スタコンに向けての練習を行いました。曲は、合唱祭で歌うことが叶わなかった、白日とSalve Reginaの2曲。前回の稽古では、同じ曲でも、発表の場が違えば歌い方や見せ方も同じではないのでは?なんて意見が出て、とても納得させられました。ちなみに、結果として、曲順が合唱祭で予定していたものとは逆になっています。今回の稽古では、発声についてのお話がメインだったかと思います。今回の稽古については、振り返りを皆さんに書いてもらいましたので、以下にまとめて掲載します。
 
稲村さん
白日では、時間をかけてたっぷりブレスを取ることを意識しました。器楽のレッスンでも最近は呼吸が課題なので、大学で学んだことと結びつけながら試行錯誤してみようと思いました。
Salve Reginaは、最大音量を1音1音に乗せ繋げることで、太い流れが見えるような見えないようなという感じに終わりました。ペットヴォイスの仕組みについても少し教わり、ソプラノとアルトの発声の違いについてはじめの一歩を知ることができておもしろかったです。
次に合わせたときに、3年生からの「わー(すごい)」を引き出せるように練習に励みたいです。
 
新喜さん
今回小田さんからアルトパートに向けて胸を使った発声についてのお話がありましたが、その時合唱に様々な声部がある理由を考えました。アルトは身体の重心の方に響かせるイメージを持つけど、ソプラノはそれをしてはいけなくてひたすら高い位置をイメージするという話をお聞きして、そうすることでアルトとソプラノの違いを出すことができ、立体感のある演奏になるのだと個人的に腑に落ちた点があります。たしかに、合唱の声部はその人の音域で分けることになると思いますが、それだけでなくそのパートを最大限に活かす歌い方があることが新たな発見でした。ただ高い低いの概念ではなく、声の質により注目して練習に励もうと思います。
 
萩原さん
《発声》
・始めは一言一言アクセントで歌う。(点と点)
・アクセントとは、クレッシェンドの最速バージョン。
・音量が最大(山?)になったところから常にその音量をキープして歌う。(点どうしを繋げて線に)そこで初めて息がどのくらい足りないのか体感→歌い切れる息の量を考えてもう一度。
・低声の発声の仕方として4パターン
①溝落ちが前後に動く+肋開かない
②‥ が動かない+肋開かない
③鎖骨(肩)が上下に動く+肋開く
④‥ が動かない+肋開く
・④を『ペットボイス』という
↑↑アルトは実践。ソプラノは声が重くなる(?)からNG
 
最後に私(一柳)も少し書かせていただきます。
今回の稽古では、普段歌では感覚ですまされがちな、発声のメカニズムについてのお話がありました。高い音は頭声、低い音は胸声を使うとよく響くこと、胸声の際は胸に響くので、胸に空間が必要なことなどを学びました。その際に出たのが、体格の話。もともと胸の部分の空間が広い方は、低い音が響きやすい傾向にあるということ。触れにくい部分ではありますが、歌は、生まれもった身体や声帯が非常に重要な役割を果たす演奏活動です。自分の力ではどうしようもない部分もあるのかもしれません。学校現場でも、中学校などでは特に、常に考えなくてはならない部分だと思います。でも、それぞれ違う個性のある声で、一つのものをつくる合唱という活動は、面白いな、と改めて感じました。
 
スタコンも春こんもで忙しいですが、寒さに負けず頑張りましょう!
今回はこのへんで。お読み下さりありがとうございました。次回もお楽しみに!

稲村、新喜、萩原、一柳