よびごえ日誌


2019.10.07 【2019】よびごえ日誌 vol.019
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こんにちは!初めまして、A類音楽科2年の伊藤真緒です。
最近だんだんと涼しくなってきて、秋を感じる頃となりました。私は秋風を肌に感じると、なぜだか寂しい気持ちになるのですが、秋といったら芸術の秋、スポーツの秋、食欲の秋・・・楽しみなことも沢山ありますね(^^)学芸大生の皆さんは、残りわずかの夏休み(もはや秋休み)を楽しみましょう!!!
 
さて、今日の練習についてお話していきたいと思います。
 
この日は、いつも興味深いアイデアで発声練習を担当してくれる花音さんの発声から始まりました。今日は「ハミングからア母音につなげよう」という内容で、mのハミング→nのハミング→アー といった順番で発声を行いました。ハミングをした時の響きの感覚と、息の使い方をかなり意識しながら母音につなげていきました。花音さんの意図した結果かはわかりませんが、いつもよりも結果的に声がまとまった!という意見がありました。確か前々回に、「肉声を揃える」「響きを揃える」という話が出たと思うのですが、「響きを揃える」という点でハミングは使える手の一つかもしれませんね。
 
次に、井出さんを中心として「知るや君」を練習しました。
そういえば!今日はなんとソプラノが一人もいないという珍しいパート構成だったのです!!いつもと違う和声感や響きを聴きながらも、ソプラノのメロディを自分なりに思い浮かべながら歌い深めていきました。
まず、井出さんがこの曲と同じ歌詞で映像(絵)がついている「知るや君」の動画を引っ張り出してきたので、それを全員で見ました。NHK番組「シャキーン」で流れていたものです。
 

 
映像を見て、「私の歌詞解釈と、映像の絵がほとんど合っていた」「相澤さんの曲は『知るや君』と次の歌詞が重なりながらメロディが進むけど、この曲は一連ごとに『知るや君』で完結しているね」等の意見が挙がりました。私は小学生の時、この曲を学校に行く前に聴いていたのですごく懐かしい気持ちになりました(笑) 
 
そして、前回の歌詞解釈、また先ほど見た映像や自分のイメージをどうやって曲に反映するのかをパートごとに考えていきました。人の考えを聴くことができる充実した時間で、私はいつもわくわくしながら意見を共有し合うのですが、パート内で話し合うだけでもかなりの時間がかかります。私が所属するAltoⅠでは、詩の連ごとに単調に歌うのかドラマチックに歌うのかを分けてみた、歌詞ごとに声の質を変えてみた(上澄みっぽい声なのか深めなのか)、後半に向かって音量を盛り上げた、言葉の入りだけでなく処理はどうしたらよいかな?という意見が出ました。
その後、パートで話し合ったことを全員で共有せずにそのまま曲を歌ったことで、伝えたいことが表現できている部分と、何がやりたいか分からない部分というのが浮き彫りになりました。このような話し合いの後はパートごとに発表する、というのが一般的なプロセスだと思っていたのですが、あえて発表しないことで他パートがどう表現しているか・何を変えたのかを歌いながら意識して耳で感じることができました。新しい発見!
 
続いて「お母さん」の初伴奏合わせをしました。指揮がないこともあり、合わない部分はありましたが、今までよりも曲の全体像が見えましたし、特に痛みや苦しみがよりリアルに感じられました。しかし、逆に伴奏がない前半の部分が最大の課題だと思います。
小金井祭まであと一か月もないという事実に焦りを感じているのですが、本番までにどれだけこの曲を深められ、本番でどう観客に伝わるのかという点では楽しみでもあります。今日の練習で歌いながら違和感を持ったところや、上手く発音できなかったところがあったので(「ほ」「ふ」の発音って難しくないですか?)、団での練習以外でも自分にできることを見つけて詰めていきたいです。
 
こうやって日誌を書くと、よびごえでの2時間は密度が高いものだなぁと実感します。私は小学生の時から日常生活で日記をつける習慣があるのですが、人に見られるものだと思って書くと、日誌って難しいですね…。
 

 
今日の集合写真は、セルフタイマーで撮ってみました。特に意味はありません。次回のよびごえ日誌は、二回目の登場である佐藤かのんさんにお願いしたいと思います!次回もお楽しみに~☆

伊藤