よびごえ日誌
2021.11.18
【2021】よびごえ日誌 春こん編 vol.3
タグ:アンサンブル , 技術的還元 , 春こん , 発声
はじめまして!A類音楽選修2年の原田綾乃です。
夏からよびごえの活動に参加させていただいております。
初日誌、よろしくお願いします…!
まず発声練習では、ポジションが変わる音域をハミングで滑らかに歌う練習、「マリア」で母音間での響きを均す練習をしました。稽古でも小田さんから口腔内の体積、響かせる位置を意識するというお話があったので、滑らかな発音や響きを目指して練習したいと思いました。
春こん。に向けた4回目の稽古では、マザーグースの3曲目の音取りを終わらせたあと、3曲の合わせをしました。以下、稽古内容です。
○3曲目
・全員 p.14 2段目頭 F durきめる
・A1 p.16 2小節目 Eのピッチ
・A1.2 2段目最後の半音階正確に
○2曲目
・全員 p.8 thoughtの和声きめる
・全員 p.10 2小節目頭のbitの和声 S1ピッチ高め
・全員 p.12 半音階正確に
○1曲目(p.5)
・S2 Why did it〜 ピッチ安定させる
・A1.2 Because bit my finger so きめる
・全員 soの和声きめる
今回の稽古のテーマは「和声をキメる」でした。三善晃さんの作品は和声の深さや美しさが魅力的ですが、この3曲も一筋縄では行かない、複雑な和声が展開されていると感じます。音取りを終えて発音には慣れてきたものの、要所で和声をキメて、整った演奏をするには練習が必要だと思いました。
その練習についてですが、偏に和声をキメるといっても、パート内・パート間で音程や響きを合わせる方法はひとつではありません。今日の稽古では、
・口腔内の体積、息のスピード、母音を鳴らす場所に注意
・アルトはペットボイスを意識、胸の響きで息を多く使う
ということを教えていただきました。具体的な策が浮かぶと練習も進むと思うので、私も響きを合わせるための引き出しを多く持てるようになりたいです。
また、和声を考えるときは特に「聴くこと」が重要です。正しい音程で歌うだけでなく、他パートとの音程関係や根音・第三、五音といった構成に目を向け、聴いて合わせる能力が試されると思います。響きが綺麗にはまり、巧みな和声の魅力を歌い手も聴き手も感じられるよう、練習していきたいです!
次回の日誌は一柳さんにお願いしました。お楽しみに!