よびごえ日誌
2024.09.01
【2024】よびごえ日誌 vol.11 夏休み番外編
タグ:本番前後
8月19日に行われた合唱勉強会とちょこっとだけ春学期の振り返りをしようと思います。4年A類の稲村です。小田さんには負けますが、私にしては長めの文章になっております。各自斜め読みでお願いします。
8月19日(月)東京学芸大学芸術館において合唱勉強会が開催されました。よびごえを含め6団体の演奏と最後に全体合唱を行いました。(全体合唱曲の作曲はよびごえの先輩の藤原さんによるものでした。歌詞も曲も素敵で、インスタグラムで演奏が公開されています!→アカウント名【東京学芸大学 合唱勉強会】)また、この合唱勉強会はここ4年では新しい取り組みだと思います。(私の入学より前には開催されたことがあったのでしょうか…?)企画・運営をよびごえの小林くんや室伏さんと音楽科2年生の学生の3名で円滑に行ってくださったおかげでこのような機会を持つことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。合唱勉強会をしようという発想力やそれを形にする行動力が本当にすごいなと思います。スーパー2年生です!!
合唱祭に出ないことが決まったときは、よびごえとして私が合唱祭に出る機会は昨年度が最後だったのか…と少し寂しい気持ちもありました。ですが、合唱勉強会で色々な団体の合唱を聴くことができ、楽しく最後の夏の活動を終えられました。4年生になったことで色々な「ラスト○○」を経験する年になり、一つ一つの本番や稽古の有難み、そして名残惜しさ(秋学期が始まっていないのに感じるのはまだ早いですね。)を感じて、しみじみしています。話が逸れますが、私は日本語の「しみじみとする」という言葉が好きです。英語では一言では表せない(私が知らないだけの可能性も大いにありますが。)日本語オリジナルな表現が好きで、ついつい使ってしまいます。同じような平仮名を行ったり来たりするだけなのに音も可愛くて好きです。似たような言葉で「遙々」や「さめざめ」、「つくづく」などもありますが、可愛いと思うのは「しみじみ」だけです。不思議。
話を戻します。よびごえは、『僕が守る』(作詞:銀色夏生 作曲:上田真樹)と『あの空へ~青のジャンプ~』(作詞:石田衣良 作曲:大島ミチル)の2曲を演奏しました。(急に話を戻して私自身が追いつけていませんが、このまま続けます。)
演奏を終えての素直な感想は、「ブレーキを踏みすぎた…。」です。『僕が守る』はテンポの変化がいくつかありますが、私自身が場面ごとのテンポを予測できていなかったため、フレーズの始まりに遅れるということが何度かありました。そのようなことが重なったために、音楽を前に進めるということに消極的になってしまい、前に進めようとしてくれる人たちとブレーキを踏む私という構図で、自分のせいでちぐはぐな演奏になってしまったという後悔があります。正直、歌っているときや本番直後は、出だしやテンポの変化後の出だしに皆でビビッてしまいテンポ感が停滞気味であったり、全体の音の厚みなどが納得のいくものではなかったりしたのではと思いましたが、録音を聴くと思っていたほどではなく、やはり原因はいつでも自分にあるなと反省しました。本番前に小田さんから団員へのメッセージをいただき、今まで練習してきたことを出し切ろうと意気込んではいたのですが、個人的には出し切れずに終わってしまったことで、本番を見据えた練習の重要性を改めて認識しました。ただ練習するだけでは本番で出し切ることはできないので、次の春こん(またはその前にある本番?)に向けて気持ちを入れ替え、練習内容やその質について考えたいなと思います。
『あの空へ~青のジャンプ~』は、まずハイタッチが成功してよかったです。また、『僕が守る』で神経を使いすぎたこともあって、良い意味で脱力して歌うことができました。私自身は楽しめましたし、こだわるところはこだわれた…と思います。ですが、個人的に曲を深める時間をつくりたかったなぁと思ったり、聞いてくださった方はどうだったのかなと思ったりしました。
この春学期から夏の活動は、練習日程の調整や場所の確保など、なにからなにまで全て3年生や2年生に任せっきりになってしまい、自分もできることがあったのではという反省や申し訳ないという気持ちがあります。(今年度の活動が本格的に始まる前に役割分担を決めましたが、それでも任せっきりになることはせずに、助け合っていこうと思ってはいたので…。)結果として任せっぱなしになってしまいましたが、3年生や2年生、1年生も本当に頼もしくて、団長は特に先のことまでよく考えているし、本当にしっかりしていて、私や1年生は稽古に安心して参加することができました。一緒に週に一回、当たり前のように稽古ができるということも改めて有難いことだなと思います。
秋学期は、春こんに向けた稽古が始まったと思ったら年末になり、年が明けて、あと数回で本番だー!と思ったら当日を迎えていて…というあわただしいスケジュールになるのだと思います。
これまでの経験から自分へ言いたいことは、「暗譜は計画的かつお早めに。」です。何をするにも締め切りギリギリになってから始めるので、瀬戸際の奇術師という異名を過去にいただいたこともありますが、今年こそは計画的に!!!!(三つ子の魂百まで。)みなさんへのメッセージとしてもここに残しておきます。ですが、秋学期に入って稽古が始まったときには、小田さん選曲の“難解な曲”(だけど素敵な曲)を聴いたショックで忘れていることでしょう。大丈夫です。みんなで忘れれば怖くない。年末に「わー!暗譜しないと!」と慌てふためきましょうね、一緒に。