よびごえ日誌


2019.09.23 【2019】よびごえ日誌 vol.015
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初めまして。A類音楽選修2年の小金澤萌花です。
何を書いたらいいんだろう、と過去のよびごえ日誌をさかのぼりましたが、皆さん内容を詳しく真面目に書いていらして、少々困惑しております。
 
この日も花音さん担当の発声からスタートしました。
初めに好きなように歩き回ってみて、好きなところで立ち止まり、そこで声を出していくものでしたが、皆だいたい自分の席に近いところに立っていて、日本人だな、と思いました(笑)。pで発声することから始め、コントロールを身につけるというもので、実は管楽器でもそのような基礎練習は存在するので、声と管楽器の共通点のようなものを感じ、面白いと思いました。ただ個人的には、朝イチだったので、その発声練習のみですとあまり声が出ないまま曲の稽古に突入してしまいました。私は朝に弱いです。次は発声してから発声に臨みたいと思います。
 
今回も稽古した曲は、「お母さん」と「知るや君」の2曲でした。小金井祭で演奏する予定の曲ですね。
各パートの個人的な音取りはだいたい済んだので、他パートとの音程のかかわりや場面にあった歌い方などの、少し進んだ内容に取り組むことができました。
今回考えてみたのは、「お母さん」の冒頭に書かれている、『語るように』という指示についてです。『語るように』とは具体的に何をしているのか、『語るように』を達成するために何を意識するのかを考えました。
(下ブ画像をご参照ください。)
自分がやったことのなかった、頭の中で漢字に変換する(楽譜はすべてひらがななので)という方法も出て、驚きました。
『語るように』というのは抽象的な指示ですね。また、この指示を達成するために、音ではなく歌詞の作用について考えてみたいと感じました。
よびごえに1年生が入団してくれたことで、夏の東京都合唱祭から女声合唱という新体制になりました。私のパートはアルトなので一番下です。
普段はフルートで高音のメロディを演奏することが多いので、経験のない低音パートの動きにワクワクしています。しかも今回小金井祭で演奏する「知るや君」の最低音はE♭3という女声の範疇を超える超低音です。地声がとても低いことに定評がある私の出番が来た!と勝手に思っております(笑)。
 

 
最後のミーティングの内容、自分が何を話したのかあまり覚えていませんが、ある団員の方が、「自分が所属しているほかの団体で、音楽を専攻していないにもかかわらず、自分より知識が豊富な方がいる」というような話をされていたのが印象に残りました。それに対し小田さんは、ご自身の経験から、「その人たちは、知識は持っていても人を感動させるような技術がない。プロとしてやっていく我々とは評価軸がちがう」と答えられていました(解釈違いでしたらすみません)。この方の場合、評価軸が違う、というところには納得できました。
私の知り合いにも、音楽専攻でないにも関わらず、知識が豊富で、技術もある(実は私より長くフルートを吹かれている)方がいらっしゃいます。その方と出会った頃は、劣等感のようなものを感じていましたが、いつのまにかあまり気にしなくなっていました。おそらく、彼と私では得意なことが違い、彼の方が得意な分野は力を借りつつ自分の蓄えにしていこう、と思えるようになったことが作用したのだと思います。評価軸が違う、で論理的には納得できますが、この経験をきっかけに変わろうと思えたなら、それはそれで出会えてラッキー!くらいで構えても良いのではないでしょうか。
 
実は私、よびごえのTwitterの中の人なのですが、いつも同じような集合写真になってしまうことが悩みでした。ですので今回は、あえてブレ写真を撮るという手法に出てみました!いかがでしょうか?
何事も変化がないとだれてしまうので、稽古のあった日の集合写真も変化に富んだものにしていきたいですね。
何か良いネタがありましたらよびごえのTwitterアカウントまでご一報ください。
 

 
もともと話を短くまとめるのが苦手です。ダラダラとしゃべっているのが好きなんでしょうね。校長先生になったら生徒から嫌われてしまうタイプの人間です。長々とお付き合いいただきありがとうございました!
次のよびごえ日誌は実習終わりたての井出さんにお願いしようと思います!3年生の皆さん実習お疲れ様です!

小金澤