よびごえ日誌


2021.08.26 【2021】よびごえ日誌 夏休み勉強会編①
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よびごえでは、夏休みの間に計4回の勉強会が計画されており(ありがとうございます)、今日はその一回目で、発声練習について考えました。
 
各自が今までに経験したことのある発声練習を挙げ、その教育的ねらいはなんだったのか(何の能力が育つことが目的か)、また、そのねらいはどのようなカテゴリーに分けられるか(響き、母音、など)、ということをグループごとに考えました。自分でねらいを考えてもよくわからなかった発声練習も、他の人と話して考えつつまとめていって、グループでまとめたものを最後に全体で共有しました。
 
それぞれの発声練習について細かく書くことは割愛しますが、振り返り等ででてきたいくつかの視点について、以下書いてみます。
 
・発声練習の音程、子音、母音、動きの意味。
・年齢のちがいも考慮する必要がある。
(例えば、私が紹介した発声練習は既存の曲を使うものが多かったのですが、それは小学生の時に体験したものであり、飽きずに楽しく取り組むためにそのように構成されていたのではないかと思います。)
・ねらいを伝えるか伝えないか
メタ認知など、発達的な側面や、先生がどれくらい子どもたちと関わる時間があるか、自主性やモチベーションの状態にもよる。注意するときにはずさない(できていないときに止め忘れない)ことで、ねらいを伝えるということや、体で変わっていくのを認知するという考え方もできる。
・コンビネーションについて 
発声練習の時間をどう構成し、曲の練習やパート練習につなげるか。取り組みやすいものと応用的なものの段階。
 
 
以上、振り返りでした。
 
発声練習について考えていて思い出しましたが、私の小学校の合唱団は、フロッピーディスクに発声練習に使う曲が入っていて、それを電子オルガンに入れて使っていました。音を上げたり、速度を速くしたりするのもその電子オルガンでできて、毎日取り組む型として共通認識ができていて、もし先生がいなくてもできる状態になっていました。
 
今日のワークを通して、発声練習を選択するには、前提として(または同時に)、どういう声で歌いたいか、どういう合唱をしたいかについて、方向性があることが必要だと思いました。そのうえで、効率性、分かりやすさ、楽しさなどの点で、対象年齢や発達についても考慮しつつ、工夫することが可能なのだと分かりました。
 

 
Zoomではあるものの、久しぶりによびごえの学びの場に参加できて、楽しかったです~!
 
次回は、伊藤さんにお願いします!

佐藤