よびごえ日誌


2023.08.17 【2023】よびごえ日誌 vol.5 合唱祭を終えて
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今年度から合唱団よひごえに入団しました、B類音楽1年の室伏萌衣です。 これからよろしくお願い致します。初めてのよびごえ日誌では入団してから合唱祭を通しての感想、それ以降で感じたことも含めて自分の考えを書かせていただきます。 (合唱祭以外のことも含めますが、未来の自分への日記、との事だったのでご容赦ください)
 
少しわたし自身のことをお話ししますと、よびごえとの出会いは高2の冬、志望校を決めたあたりだったと思います。大学でも合唱を続けたかったので、大学の合唱団を調べていた時によびごえの存在を知り、演奏を聴いたり、日誌でみなさんの活動や考えを知ったりしました。高校から始めた合唱の恩師から、頭を使って音楽をすることを叩き込まれていたので、「ここだったら自分のやりたい合唱、考え方をより身につけることができる!」と確信しました。それから、よびごえをモチベーションにしつつ受験を乗り越え入団に至りました。
入団した今、上記のことをとても感じています。 小田さんの指導、そしてよびごえのみなさんとの活動は自分の中でとても大きな存在です。
 
合唱祭では、三善晃「かめ」と木下牧子「さびしいカシの木」を扱いました。特に三善晃の曲は今回が初めてで、苦手意識を持っていた反面、ようやく触れることができるワクワク感でいっぱいでした。個人的に和音をはめながら歌うという概念があまりなかったので、自分のパートと8・5・4度の音程の部分に印をつけたことや、3度の音の場合はそこまで音量出さなくてよいということが大変勉強になりました。(恥ずかしながら3度は長調短調決める音だから大きい方がよいと勝手に思っていました…)
よびごえで特に感じるのは、曲に対する想像力がみなさん流石…ということです。毎回みなさんの意見を聞き感動していました。 よりよい音楽をつくるには想像力がとても大切だなと最近感じます。(型にはまった音楽はぬるいというか、、小田さんが以前おっしゃっていた、いつでも新鮮な歌を歌わなければならない、ということにも通ずると思います)このようなことができる合唱団は限られていると思うので本当に楽しかったです。これからも色々な意見を聞くのが楽しみです!
本番はそこまで緊張することなく音楽を感じながら歌うことが出来ました。しかし、ホールが思ったよりも響き、どうしても男声側の声がより遅れて聴こえてしまったので戸惑いが生まれたのが心残りです。自分のテンポを保つ事の大切さを痛感しました。また、講評の先生の言葉の中にもあった、2つの曲の「さびしさ」という”共通点”がわたしの中で薄れていたのも反省です。それぞれの曲のメッセージ性の情報で自分の頭は溢れてしまっていました。この2曲を一緒に歌う意味までもっと考えるべきだったと感じます。これからに活かしていきます。
課題はありますが、合唱祭を通してそれぞれの合唱団の色を体感し「合唱っていいなぁ」と再認識する1日となりました。みなさんと同じ時間を共有することができてよかったです。
 
 
話が変わりますが、母校の部活指導に行ったとき、印象に残ったことがあったのでお話しします。
アドバイスの中で「息のスピードを速めてみよう」と伝えたときに一部の生徒に意味が伝わらず困らせてしまいました。どうしても、合唱に親しい人だとアドバイスを伝えたときに、体をどんな風に動かせばいいか感覚でわかってしまう、曲にどんな印象を与えるか伝わってしまうものです。合唱に触れたばかりの人にも分かりやすい言葉・指導ってなんだろう、と考えさせられる場面でした。 言葉の拙さの改善と、言葉以外でのアプローチ(指揮で導く等…現時点ではまだ夢のまた夢ですが)も行えるようにしていきたいと感じました。
 
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。これからよびごえでたくさん学ばせていただきます!(そしてもっと上手く自分の考えをまとめられるように4年間言語化頑張ります!)

室伏萌衣